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【ベルセスタイル】天然系成分100%化粧品・洗剤・シャンプー・サプリメントでエコロジー生活を!

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<エコロジー生活>の部屋へようこそ

<第一回:エコロジーとは>
 世間では、今時のキーワードとして「エコロジー」を多用する。でも、エコロジーと一口に言っても、どれだけの人がその意味を理解しているだろう。そのことについて、少し考察してみたいと思います。

 CMや商品説明、何でもエコとかエコロジーとか書いてますね。企業の宣伝でも「エコロジー」という言葉が必ずと言っていい程出てきます。

 何故、今、エコなのか?昔は言わなかったのに。

 それは、地球温暖化や、最近起こる異常気象、地震、津波、など数々の地球規模で起こる現象が騒がれる様になったから。CO2削減とか良く出る言葉ですよね。

 つまりエコロジーに気を配っているという事をアピールすれば「地球の事を考えている=良い企業イメージ」と言う構図が成り立つからです。

でもCO2削減と地球温暖化にどういう関係が?
ってどの程度の人が理解しているんだろう。

CO2って二酸化炭素の事なんだけどね、と言えば理科か生物あたりの授業で聴いた事のある人は多いとおもう。

そうです。私達人間が酸素を吸って二酸化炭素を吐く生き物。だから、増えすぎた人間の存在こそ二酸化炭素の量を増やしている悪の根源の一つとも言える。

CO2を何故問題にするかというと、地球の周りにオゾンと言う物質の薄い膜が存在していて、実はCO2とオゾンは化学反応を起こして違う物質に変わるから。そうするとオゾンの薄い膜が剥がれていく。

オゾンが、何の役に立っているかというと、宇宙に存在する太陽光から届く紫外線の波長を反射する性質を持っている。

光に関して言えば、赤外線より上は全部紫外線と言う事になるのだが、上に行けばいく程、熱を伝える性質が強い光と言えます。

だから、オゾン層が破壊され、多くの紫外線が地表に届く様になると、地球は暖められて、温暖化すると言う構図があり、地球温暖化にはCO2削減と騒がれているのが現状です。

今日(2010/04/29)時点での日本の削減目標は技術支援を含めて25%ダウンとなっています。そう宣言しちゃいましたからね。

以上は、一般的に話題になっているエコロジーの話です。

でも、エコロジーって実はこれだけじゃないんですね。
それを、ここでちょっと説明したいと思います。


<地球温暖化対策>

 これは、もう説明しましたので説明する事はありません。
 CO2削減⇒オゾン層破壊の軽減⇒紫外線対策⇒地球温暖化対策
 と解釈できればいいです。


<環境有害物質>


 人的に有害とされ体内に入れば有毒を見なされる物質のこと。

 欧州がこの分野の法律が一番進んでいて、特定の指定物質(RoHS物質という)を含んでいると欧州に輸入する事が禁止されています(条件付きで許可される場合もあります)。

 規制されている物質は以下の6品目です。

     鉛:1,000ppm以下
     水銀:1,000ppm以下
     カドミウム:100ppm以下
     六価クロム:1,000ppm以下
     ポリ臭化ビフェニル (PBB):1,000ppm以下
     ポリ臭化ジフェニルエーテル (PBDE) :1,000ppm以下

 これは、一般の人はあまり知らないと思いますが、実は最近の商品のカタログにはRoHSマーク付きの表示がされているものが多くなってきました。

 以前、幼児用の木のおもちゃに使う塗料の中に鉛が入っていて大騒ぎになった事件がありますが、まさしくそのことです。

 ちなみに日本では現在規制がありません。中国は規制はないが報告義務が課せられています。米国は今はないですが、欧州に先を越されているので追い越そうと躍起になっています。


<環境規制物質>

 人的に直接有害を与えないとしても、地球レベルの汚染が進めば有害となりうる物質を指定しています。

これも欧州が法律(REACHという)を整備しており、特定の指定物質(要懸念物質:SVHCという)の各国年間輸入総量を規制しています。(現在試行段階)

 現在30種類の物質が指定されており、毎年数ヶ月スパンで増やして最終的に1500種類の物質が対象となる予定。(企業は大変です。今はこれで大騒ぎになってます)

 REACHに関してより詳しく知りたい方はこちらを参照ください。
      <TÜV Rheinland 高懸念物質>


<省エネ>

 これは、わかりやすいですね。エネルギーの無駄遣いをなくそう。火力発電の場合は、省エネをすれば地球温暖化対策にもなります。

従って、家庭では、個人住宅向けの太陽光発電が今は結構増えてきています。私の家にも太陽電池パネルをつけましたが、モニターパネルを見ていると結構面白いです。電気売っているとか、買っているとか変わるので。

 オール電化と言うのもこの流れです。ガスを使うとどうしても二酸化炭素が出てくるので。電気はクリーンエネルギーと言われてます。

しかし、電気のクリーンエネルギーって?火力発電だとクリーンになりません、で原子力発電と言う事になっていますが、これも制御の危険性を考えると何処までクリーンなのか今ひとつ疑問もあります。

そうすると、太陽光とか、風力、水力、地熱等が挙げられます。

未来構想では、太陽光を宇宙空間で受けて発電し、電波に乗せて地上に届けるという様な壮大な計画があるとも聴きますが、実現性はどうか?

 話を変えますが、省エネについても法律のある国があります。米国ですが、正確に言うとカリフォルニア州法で決まっています。この州の州知事はかの有名なシュワちゃんです。

何を規制しているかというと、主に電気製品の待機電力です。その他、電気の変換効率とかも規制の対象になろうとしています。(電気設計者には頭の痛い話です。下げるのって結構難しい技術なんですよ)


<薬事法>

 なんで薬事法でエコ?って思うかも知れませんが、エコロジーって、別に地球規模の事だけじゃないんですね。

当然、人的被害を起こすかどうかという事は人に対するエコロジーと考えられます。逆に言うと身の回りでは、こちらの方が死活問題かも知れません。

 薬事法が変わって、最近では処方箋薬局とかの対応も徐々に変わってますよね。

必ず出される薬の詳細説明付きカラー印刷とか、また病院の方でもまた変化がありました、処方箋は今まで通りだが、領収書にも処方内容が印字される様になりました。

 薬事法には細かい規定があって、商品の医薬品、医薬外品の表示内容の方法とか、その他ちょっと知らない人も多いかも知れませんが、輸入品に対する規制もこの法律の中で定められています。

おおざっぱに言えば、シンナー類とか、毒物系のものですね。

また、薬事法には、昭和55年10月9日~平成13年3月31日の期間で「指定成分」と呼ばれる化学物質が規定されました。

これは、医師からの情報をもとにアレルギー等の皮膚障害を起す恐れのある成分としたもので、薬事法 第59条第6号、第61条第4号関連法規等により、消費者が医師からの情報をもとにアレルギー等の皮膚障害を起す恐れのある成分を含む製品の使用を自ら避ける事が出来る事を目的として表示が義務化されました。(昭和55年10月9日施行)

どのような成分が指定となったのかはここで紹介するのは難しいので、次のサイトを参照してください。
   <雑学研究、表示指定成分>

しかしその後、指定成分以外のものでもアレルギーが増加し、国際的な基準に統一するため新たに、平成13年4月1日より全成分表示が義務づけられ、指定成分以外のものも表示されるようになりました。

今の法律では、どれがアレルギー成分なのかの判別が着きにくくなりました。全情報を公開するというのは良い事だとは思いますが、このような形で公開されると帰って分かりづらい。例えば指定成分(旧)と、指定外成分(旧)外は分けて表示するなど出来なかったのだろうかと思います。

 この成分表示は、そもそも、最近増え続けているアトピー性皮膚炎者やその他のアレルギーを持った患者が自分の身を守る為に、自分のアレルギーに関連する成分が入っていないかを判別する為に設けられています。

 そういう意味で言えば、この法律も、人に対するエコロジーなのです。


<家庭用品品質表示法>

 これは、一番身近なものです。表示部分で言えば薬事法に似ていますが、薬事に関係のない一般用品についてはどう表示をするかを義務づけています。

 家庭用品品質表示法は、消費者が日常使用する家庭用品を対象に、品質について事業者が表示すべき事項や表示方法を定めて、家庭用品の品質表示を適正でわかりやすくし、消費者が購入に際し適切な情報提供を受けることによって損失を被ることがないよう、制定されています。

 表示内容については、製品種目毎に分類され細かく規定されています。すべてをここで紹介するのは難しいので、次のサイトを参照してください。
   <家庭用品品質表示法、製品別表示の手引き>

 これも薬事法と同様、人に対するエコロジーと考えられます。

(2010/04/30記)
誤字訂正(2010/04/30改)
指定成分(旧)の誤説明訂正、薬事法、家庭用品品質表示法内容改訂、リンク追加(2010/05/20改)
文書整形(2010/05/22改)